J.Y.

就職活動では、リースに限らず、商社やクレジットカード業界など幅広い業界を志望していました。ただ、既に完成されている「モノ」を売るのではなく、自分で考えながら「サービス」を提供できる仕事がしたいと考えていました。当社は社員数が約800名で、社員同士の顔と名前が一致する規模感です。そのため、若手のうちから自分の意見を発することが求められ、裁量権を持って仕事に取り組める環境に惹かれました。また、内々定をもらってから度々連絡をくださり、何度も面談の機会を設けてもらえたことで、十分に社内の雰囲気を感じることができました。だからこそ、「ここで働きたい」と思い、入社を決めました。

NEC（売主）に対してリースなどのファイナンス活用の提案営業を行い、その後にNECの担当者とともに、その先にいる顧客に向けた営業活動を行う、ベンダー営業をしています。提案するサービスメニューはリースやレンタル、割賦、立替払など様々です。私はリテール業をメインに、素材メーカー、鉄鋼メーカーなど一部の製造業の顧客も担当しています。既存のお客様との取引拡大や新規開拓を行い、お客様がICT機器の導入やシステム投資をしやすくするためのスキームをつくること、そしてNECのビジネスに貢献することがミッションとなります。お客様・NEC・当社の三者にとってメリットのある提案ができるよう、日々取り組んでいます。

営業の醍醐味はやはり、案件を獲得できたときの達成感です。しかし、自分で案件を探し出すことも、NECやお客様に対して価値ある提案を行うことも、決して容易ではありません。だからこそ、社内の関係者やNECの方々を巻き込み、顧客が抱える困難な課題をクリアしたうえで、ともに案件を獲得できたときの喜びは格別です。NECが提供するサービスは、お客様の事業継続において必須ともいえるシステムやICT機器です。そうした重要案件に携われることに、とても大きなやりがいを感じています。一方で、一つの案件にはお客様やNECだけでなく、他の協力会社も含め様々な関係者がいます。それだけ確認・連絡事項も多く、進捗管理には苦労します。またリースは契約して終わりではなく、その後のメンテナンスも含め契約終了までが一つのプロジェクトです。アフターケアが次の案件・別の案件にもつながります。「売って終わり」ではないところが仕事の難しさであり、面白さでもあります。

私の強みとして、「スピード感」は誰にも負けないように意識しています。リース会社や金融機関は、扱う商材そのもので差別化を図ることが難しく、いかにお客様に信頼され、「NECキャピタルソリューションなら仕事を任せて大丈夫」と思ってもらえるかが重要です。そのためには、顧客の課題をいち早く解決できるように、スピード感を持って取り組むことを心がけています。一方で、課題としては「思慮深さの欠如」が挙げられます。スピードと表裏一体ではありますが、スピード感をもって対応しようとするあまり、丁寧さに欠けてしまうことがあります。より良い提案を行うため、現在は慎重になるべきところは時間をかけるように心がけています。